宮古島三線工房の池村です。
本日はカラクイ修理について
ご自身でカラクイを修理する方法のご案内です。
参考にされてください。
カラクイは三線棹穴に合わせながら少しずつ削っていきます。
いきなりガッと削らないでくださいね
道具はヤスリを使用します。
画像をご覧ください。
床にはまずは鉄のような固いもの

その上に工作マットのゴム製下敷きでカラクイを傷つけないようにするとよいでしょう
削る前に弦穴が空いているか確認します。
左手でカラクイの太い部分を握り、削る細い部分をマットの上に添え、右手に持ったヤスリで少しずつ削っていきます。
ヤスリで削りながら、左手に握ったカラクイを少しずつ回転させます。
少しずつ削りながら何度か棹穴にさし込み、さし込むだけでなく回したりして、摩擦感、圧を感じて調整されてください。
きれいな放射状に削ってください。
ハードケースに三線が入る長さにカラクイを調整します。
カッターは使用せずに
カッターを使用すると、角と面ができて、調弦が安定しにくくなります。
もし、画像のようなヤスリが無ければ、120番ほどの粗いペーパーヤスリがおすすめです。
ホームセンターで一枚70円ほどで購入できます。
三線を倒さないことと強い衝撃を与えなければ、カラクイは10年以上も長持ちいたします。
棹穴が細いとカラクイも細く削らなければなりませんので衝撃などに弱くなります。
その場合は三線屋に依頼して棹穴を少し大きくしてもらうとよいでしょう
当店へのご依頼、お問い合わせ、喜んでお待ちしております。
ではまた